ネットで買った電装品を自分で取りつけるための基礎知識その1
車の電源は単純明快!?
はじめてワンボックスを買った時、うれしくてネットでLEDウィンカーやレーダー探知機などを買いあさって自分で取り付けました。
とにかく、カーショップよりもはるかに安い値段でLEDウィンカーなどの
電装品が手に入ります。ドラレコやバックカメラなど、本当に安い!
ポジションランプくらいなら、純正の電球を抜いて差し替えるだけで
つけかえられちゃいますよね!
電球の交換くらいなら、車の電源について全く知らなくてもほとんど困ることはないでしょう。
でも、ついついやってしまったのです・・・
夜の山道を釣りに出かけることが多いし、フォグランプをHIDにしてもっと道が明るく見えるようにしよう!
ネットならすごく安いHIDがあるね!
これもポジションランプみたいに差し替えればいいだけなの?
きっとそうだと思うよ。。。
あれ?なんだろ?配線がいっぱいついてるし、説明書は英語・・・
え、どうするの?
宅配便で届いたHIDフォグランプキットを開封し、ただただ見つめる僕。
こりゃやばい、今までとは訳が違う!
このままではタンスの肥やし、せっかく安く買ったと言っても使わなきゃ意味ないじゃん!
そして、ネットで調べまくった結果・・・あることに気づきました。
ぼくは車の電気について知らなければ取り付けられないという事実を!(泣き)
車の電源は乾電池といっしょ!
理科の実験で、乾電池を使って豆電球やLEDを光らせたことはありますか?
乾電池にはプラスとマイナスという電極があって、プラスからマイナスに電気を流していく途中に豆電球をつなげると光る、そんな実験だったと思います。
車の場合、バッテリーが巨大な乾電池みたいなもので、ここから車のあちこちに電気を送り出しています。
ドラレコやETC、HIDなどの電源も、このバッテリーの電源を使うことで使えるようになります。
電装品(ドラレコなどの電源を使うカーアクセサリー)には、電源をつなぐための赤と黒のお線があります。
ここにバッテリーをつなげば、使えます!
ただ、バッテリーにドラレコをくっつけるとしても、ドラレコはフロントガラス内側でないと意味がないですよね。しかし、バッテリーはボンネットの中・・・それにバッテリーにつなぎっぱなしっていいの?電源オフにしなくていいの?
いろんな疑問がどんどん増えてきます(ぼくはそうでした)。
では順を追って、超初心者のための車電源についての基礎知識をお伝えしましょう!
車の電源は電気が流れるタイミングで呼び名が違う
車の電源って、つねに電気が流れているわけではないことをご存知ですか?
えっ、電気が流れていないと使えないじゃないですか!
じゃあ、車のエンジンをかけないで、ウィンカーを出してみて
あれ、チカチカしませんね?
今度は、両方チカチカするハザードランプをつけてみて。
つきます!
ハザードランプはエンジンがかかってなくてもつきますよ!
ハザードランプの他にも、エンジンがかかっていなくても電気が流れているものがいくつかあります。ブレーキランプはもちろんのこと、オートロックもエンジンがかかっていなくとも電気が流れていてはじめてスマートキーで開けられますよね!
このように、エンジンがかかっていない時でも電気が流れているものを「常時電源についている」などと言います。
一方、エンジンがかかっている時(細かくいうと、エンジンをかける時を含めます)にしか流れない電源をイグニッション電源(IG電源)と呼んでいます。
そしてエンジン停止とエンジンONの間に、カーナビなどが使える状態の電源をACC電源(アクセサリー電源)と呼んでいて、主にこの3種類のタイミングで電源を分けています。
なるほど、よくわかりましたが、電源が入るタイミングで電源の呼び方を分けるのにどんな意味があるんですか?
重要なことなんだ!
車のバッテリーはエンジンがかかっっている時だけ充電するから、走るまで使うことがないETCやカーレーダーなどの電装品の電源はなるべくイグニッション電源から電気を使いたいんだよ!
そうしないとバッテリーが上がっちゃう・・・
また、電装品の電源は、バッテリーに直接つなぐということはほとんどありません。
実は家庭用コンセントに電源タップを指して増やすみたいに、すでにある配線から電源を取ることがほとんどなんです。
だから、取りたい電源が「常時電源」「アクセサリー電源」「イグニッション電源」のどれなのかを確認することがとっても大事なんです。
確認方法はまた別の記事にて!
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