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初心者でもできるクルマのタイヤ交換、方法とコツ

車関連
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クルマのタイヤ交換、自分でやろう!

こんにちは、たくす(taks)です!

ほとんど雪がふらない地域に住んでいますが、毎年かならず夏冬タイヤを交換しています。このタイヤ交換、車屋さんで頼むと案外費用がかかりますよね。

しかもアライメント調整もしたほうがいいだの、そろそろブレーキオイルも交換しませんかと、素人ではわからない部分を注意されて、安全のためならとついつい工賃が跳ね上がってしまう…

そのへんは車検でチェックしているからタイヤ交換だけでいいのに…

そんなこと思ったことありますよね!

自分でできるものならやってしまいたい、費用も抑えられるならなおよし。

やりましょう、初心者でもポイントを抑えておけばタイヤ交換はかんたんに交換できます!

もちろん、タイヤは重要なパーツですからプロにお願いできるお金と時間に余裕があるなら自動車やさんに頼むのが良いでしょう。しかし、ドライバーならばタイヤ交換の経験をしておいて損はないと思います。

いざというときのための練習を兼ねて、タイヤ交換に挑戦してみましょう!

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タイヤ交換時の注意点は4つ!

タイヤ交換時の注意点は4つあります。

  1. 必要最低限の工具を準備する
  2. 平らな場所で作業する
  3. タイヤ交換の作業手順とコツを知る
  4. トルクレンチで最後のナットの締め付けをきちんとする

順番に説明していきますね!

自分でできるようになったら、夏タイヤと冬タイヤの交換なんて30分もあればできるようになりますよ!

1 タイヤ交換に必須のアイテム2つをそろえる

必要最低限の工具は車にありますが…

 タイヤ交換に必要な最低限の工具は、パンクしたときにスペアタイヤに交換できるよう、車に標準で載せられています(車載工具といいます)。

 最近の車はパンク修理剤が載っているだけという場合もあるので、車の取扱説明書を見るか、ネットで「車名 スペアタイヤ」と検索して調べてみてください。

 もしもスペアタイヤがない車ならば、必要最低限の工具は購入しなければなりませんので注意を!

 さて、、タイヤ交換に最低限必要な工具は2つで、

  • ジャッキ(車を持ち上げるやつですね)
  • レンチ(タイヤを止めているナットを回すもの)

 です。

 スペアタイヤが載っている車なら、必ず車のどこか見えないところに載せてあります。よくあるパターンとしては、トランクの床の下にスペアタイヤと一緒に載せてある、スペアタイヤそばに工具だけが入っているところがあるかのどちらか。

 ちなみに、たくすの愛車アルファードくんは、スペアタイヤが車の下にぶら下がっているタイプで、ジャッキはハッチバックを開けたところの左横に載せてありました。

 ご自分の車のジャッキがどこにあるのかわからないときは「車名 ジャッキ」で検索すれば画像などが出てくると思います。

毎年タイヤ交換するなら、ジャッキもレンチもあったほうがいい

車屋さんにタイヤ交換をお願いするとしたら、相場は1本1,500円から3,000円に消費税といったところ。夏タイヤ→冬タイヤ、冬タイヤ→夏タイヤの年2回タイヤ交換するなら、年6,000円から12,000円プラス消費税が必要です。

今後、自分でやるんだ!と心に決めたあなた!できればジャッキレンチを買ってしまいましょう!

特に、車載のジャッキで車を持ち上げるのは結構な重労働で、しかも時間がかかります。本来、車載工具は緊急用ですから、通常作業のような効率化は全く無視です。

毎年やるなら、ぜひ油圧ジャッキを手に入れてください。時短&らくちんです。もちろん、車好きな女子が作業するなら、全力でおすすめします。

ちなみに余談ですが、僕は…

冬タイヤ→夏タイヤの作業はGWにやることにしていて、
夏タイヤ→冬タイヤの作業はシルバーウィークにしています。冬タイヤの期間が普通の人より長めなのは、釣りが趣味なので、凍結している高速道路をよく走るからなのです!
スキーやスノボ、登山が趣味の人は同じくらいじゃないかな?

タイヤ交換用3t油圧ジャッキ
たくすの油圧ジャッキは重量車のアルファードが上がるように3トンジャッキ&低床タイプのものです
油圧ジャッキの選び方

油圧ジャッキは、持ち上げられる重さで値段が変わってきます。

あなたの愛車が軽自動車やプリウスクラスならば、2tジャッキで十分です。これまた愛車の重さがわからないときは「車名 重量」で調べてからジャッキを選びましょう。
僕はアルくんが2tだと思って、2tの油圧ジャッキを使っていましたが、1年で壊れてしまいました。上げる力が入らなくなってしまって、粗大ごみ行きです(泣)。
ミニバンの人は、3tの油圧ジャッキを強くおすすめします!

油圧ジャッキはオートバックスやホームセンターなんかでも売られていますが、重い買い物はネットがおすすめ(笑)!

ちなみに、もしもエアロパーツがついている車に乗っているなら注意が必要です。普通の油圧ジャッキを買うと、車を持ち上げたり下げたりするときに、ジャッキの一部があたってしまう場合があります。もしも車高を下げるカスタマイズをしているなら、そもそもジャッキがジャッキポイントに入らないこともあります!

僕の車も中古で買ったときからエアロパーツがついていたので、ぶつからないタイプの油圧ジャッキを探して買いました。エアロパーツ付きの人は「低床タイプ」「ローダウン」と書いてある油圧ジャッキかどうか確認してください(例えば下のものです)。

タイヤ交換用のレンチ選びについて

タイヤを止めているネジを外すには、よく見る「十字レンチ」が安くて便利です。

交換するホイールがアルミホイールなら、上記のように「アルミホイール用」を買いましょう。普通のものだと、レンチが分厚くてホイールナットの穴に入らないという悲劇が起こります(経験者です)。

もう一つだけレンチを買おう〜トルクレンチ

タイヤは言うまでもなく、車の重要なパーツです。

ナットがゆるんだまま、高速道路を走るなんて考えたくないですよね!

実は、ナットを締め付ける強さは、車ごとに決まっています!昔は十字レンチに片足を乗っけて上に乗って体重をかける…なんてこともやったものですが、締め付けすぎるのも問題があるので、ここは必要出費と割り切って締め付ける強さのわかるレンチを買いましょう。

規定の締付けを一覧にされているサイトがあったので参考にリンクを貼っておきますね。

各国産メーカータイヤ交換時のホイールナット適正トルク値

【各国産メーカー】タイヤ交換時のホイールナット適正トルク値
毎度ありやす。これを読んでいるという事はタイヤ交換の季節ですね!(違ったらスミマセンw)タイヤ運ぶのダルイなー、道具の片づけ面倒くさいなー、来週にしようかなー、と毎回思っちゃいますけど、浮いた分の工賃で何か美味しいもの食べましょうwというわ

締め付ける力がわかるのは「トルクレンチ」という工具ですが、デジタル式とアナログ?式があります。

デジタル式は高価なので必要ないと思います。僕もアナログ式でやっています。

たくすのトルクレンチ、かれこれ10年以上のおつきあい。

アナログ式は、写真のようにメモリが持つところにあり、締め付けたい数字に合わせて使うとというものです。

メモリ通りの力で締め付けられたら「カキッ」という音がして知らせてくれるものです。シンプルで、タフです。僕のはもう10年くらい使っていますが、全く問題ありません。おすすめは持ち手が長いものです。長いほど、少しの力でナットが回ってくれます。

ただ、レンチを使うときはナットに当たる部分であるソケットを別に買う必要があります。自分の愛車のナットサイズをネットで調べておきましょう!

ちなみに僕のアルくんは21mmサイズです。また、レンチがタイヤに当たって回せないなんてときは、ソケットとレンチの間にエクステンションというものをつぎ足せば大丈夫です。

 

 

3つめのものなら、トルクレンチとエクステンションとソケットがセットになっています。これで3,000円台ならお得です。僕のはレンチだけで3,000円でした。なんだか工具もやすくなってきてるなぁ。

2 平らな場所で作業をしよう!

さて、工具がそろったら作業開始です。まずは車を平らで地面の硬いところに移動させましょう。
地面はアスファルトやコンクリートなどの硬いところが必要です。1トン以上ある車を持ち上げるので、地面が土だったりしたらジャッキが不安定になります。砂利の駐車場なんかはもってのほかです、安全最優先でいきましょう!
また、地面が平らでないと最後にナットを締め付けるときにタイヤが少しななめのまま締めてしまう可能性がります。
平で硬い地面、使われていない駐車場や、車で入れる港、どこか探してみてください!

ナットの根本にシューッと。段取りがすべてですよね!

3 タイヤ交換の作業手順とコツ

タイヤ交換の作業手順は次のとおりです

  1. ナットを緩める(完全に外してしまわない!)
  2. ジャッキで上げる(1箇所ずつ)
  3. ナットを外し、タイヤを交換
  4. ナットを仮止めする
  5. ジャッキを下げる
  6. トルクレンチで締め付ける

さて、順番に説明してゆきます!

ナットを緩める(完全に外してしまわない!)

車をジャッキで上げる前に、ナットを緩めておきます。完全にナットをとってしまうと、車を上げたときにタイヤがぶらんと動いて、不安定に上がっている車が傾く可能性があり危険です。絶対にナットを取ってしまわないようにしてください!

さて、新品なら問題ないでしょうが、タイヤのホイールは雨や雪、、潮風や融雪剤などによってサビてぜんぜん回らないことがあります。
僕もネジが折れてしまうんじゃないかと思うくらい無理やりナットを外そうとしていた頃がありましたが、コツがあります

ナットの根本に、防錆・潤滑剤(いわゆるクレ556)を吹き付けるのです。吹き付けて、3分ほどほったらかしておくと、素直にナットが回ってくれます。
たったこれだけのことで、タイヤ交換が楽になります。ぜひやってみてください。

ちなみに、ジャッキアップしてから緩めるのも車が不安定ですから危険です!上げてからはかんたんに回せるように、タイヤが設置しているときに緩めておきましょう。

ジャッキで上げる(1箇所ずつ)

さて、タイヤのナットをゆるめたらジャッキアップしましょう!

車には、ジャッキを当てるところが決まっています。上の写真は僕のアルくんのジャッキポイントのひとつです。縁石に乗り上げたことがあるので傷んでわかりにくくてごめんなさい、2つへこんでいるところがあるのが見えると思います。

ここにジャッキをあてて、車を上げます。ちなみに、ジャッキポイントはタイヤのそばにあるので、前輪の少し後ろ、後輪の少し前にあります。地面スレスレに顔を下げるか、手鏡か何かで見てみてください。

アルファード20系後輪タイヤ交換中
タイヤをはずすととても恥ずかしいくらいスカスカな姿に

ちなみに、一度に前輪両方、後輪両方を上げてしまうためのジャッキポイントもありますが、その場合はジャッキ以外に車を上げたまま固定する器具(リジットラックとかウマなんていいます)が必要になります。初心者の間はそこまでお金をかける必要はありません、マフラー交換したいとか本格的にやりたくなるまではこのジャッキポイントだけで十分です。

ジャッキアップは、タイヤが地面から1〜2cmくらい浮き上がる程度まで上げていきます。上げ始めは、サスペンションが伸びるばっかりで、なかなかタイヤが浮いてきません。ミニバン等ならだんだん不安になってきますが、そのくらい上げておかないと、いざタイヤを外そうとしても地面にタイヤの厚みがひっかかって取れなくなることがあるからです。

ナットを外し、タイヤを交換

上の写真を見てください。外したタイヤは。ジャッキの近く辺りに横にして半分くらいを車の下に潜り込ませています。

これは、万一ジャッキが故障したり、反対側から何かが車を押してしまっても地面に直撃しないための安全策です。突然地震が起こったとしたら、ためらうことなく車から離れてください。ジャッキがはずれても、タイヤの上に車が落ちるだけで最悪の事態は免れます!
タイヤ交換ができたら、ジャッキダウンする前にこのマクラがわりのタイヤを移動させるのを忘れずに!

ナットを仮止めする

浮いている車体にタイヤをはめる…これがタイヤ交換の最大の難所です。男なら筋トレのつもりで頑張りましょう!女子ならダイエットのつもりで…もしくは男性に頼んじゃいましょう!

なお、タイヤには回転方向が表示されていますので間違えないように!下の写真では「ROTATION(回転方向)」として矢印が表示されていますよね。この場合、左が車の前側。ホイールが自分に向いていますから、助手席側の前輪か後輪に取り付けることとなります。

タイヤの減り具合を均一にするためのローテーションはまたの機会に説明しますが、できれば外したタイヤには、「左前」とか「右後」と油性マジックで書いた布テープを貼っておくと、次回の作業がらくちんです。ちなみにガムテープや養生テープは半年も経てばホイールからはがれちゃうので布テープがいいです!

タイヤがはまったら、ナットを仮止めしておきます。本気で締めるのはジャッキダウンしてタイヤが接地したあとです。タイヤが浮いたまま最後の仕上げを無理にしないように!
ナットを仮止めするときは、ホイールを少しガタガタと手で押したり引いたりしながら締めておきます。水平になっていないナットがさらに締められるようになっているはずです。どのナットもそれなりに同じくらい締まったのを確認したらジャッキを下げます。

タイヤがきちんと車に水平についていないと、ジャッキダウンしたときにわずかでも斜めになってしまいますので注意!

ジャッキを下げる

油圧ジャッキは持ち手をひねると油圧が落ちて、ジャッキがさがります。じんわりとひねって、車体をやさしくおろしましょう!

トルクレンチで締め付ける

車体が無事に地面についたら、最後の仕上げに移ります。先程貼っておいたリンクで、愛車の締付けトルクは確認されましたか?では締めてゆきましょう、もうゴールはすぐそこです!

4 トルクレンチで最後のナットの締め付けをきちんとする

適正トルクに数字を合わせたトルクレンチを持ったら、いよいよナットの締め付けです。締め付けは、タイヤが斜めにならないように、締め付けが均等になるように、下の写真のような順番で締めてゆきます。近いところから順番にしてしまうと偏りが出るかもしれないので、わざわざこんなふうに締めていきます。

原則は、「今締めたナットから、一番遠いナットを締めてゆく」です。

5穴ホイールなら、星の一筆書きをするようなことになります。4穴なら、はじめの2つだけ対角線上のものを締めて、あとで残りの2つを締める感じになります。

まあ、そこまでこだわらなくてもいいのですが、ナットを締め忘れることがないように、わざと特殊なことをするということにしておいてください。

余談ですが、友人はタイヤ専門店でタイヤを購入したとき、3つもナットがゆるんでいた(指でくるくる回せた)ことがあったそうです。プロでも最後の締め忘れをするくらいですから、僕ら素人はきちんとしておくに越したことはありませんよね!

あるある注意点〜ホイールを洗うのは最後です!

タイヤ交換しようとすると、ホイールの汚れが気になっちゃいます。ついつい洗ってしまいたくなりますが、タイヤを洗うのはすべての作業が完了してからです!なぜって?だって手が滑るからです!何より自分が濡れてしまいますので!

まとめ〜タイヤ交換は誰でもできる

タイヤ交換は、ドライバー自身ができる作業のひとつです。取扱説明書に記載されているくらいですから、もちろん資格も必要ありません。

自分でできるようになったら、自動車屋さんに有料で頼む必要もないし、予約待ちをしたりする必要もありません。冬タイヤの交換を先送りして夏タイヤで凍っているかもしれない道を走る危険もなくなります。自分の好きなときに、無料でしてしまえばいいのです!

また、自分で交換することで、タイヤの減り具合を自分で確かめる、よりいっそう車に愛着が湧くと思います。

案外、自分で交換できる人は少ないようで、知人のタイヤ交換をしたときにもとても喜ばれました。

自分でできることが誰かの役に立つのも嬉しいものです、ぜひチャレンジしてみてください!

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